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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

文献概要

今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方 呼吸器疾患

肺癌患者の呼吸器感染

著者: 副島林造1 川根博司2 二木芳人2 荘田恭聖1

所属機関: 1川崎医科大学・呼吸器内科 2川崎医科大学

ページ範囲:P.1868 - P.1869

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 感染症の難治化因子としては,宿主因子,病原因子,薬剤との3者の相互関係で考える必要があるが,この中で最も重要なのは宿主因子であり,宿主因子としては全身性因子と局所因子を考える必要がある.気道における局所因子としては,線毛輸送系,肺胞マクロファージ,IgAなどが重要であり1),肺癌患者の場合にはこれら局所因子が障害され,さらに末期には全身性因子も加わって,難治性呼吸器感染になりやすい2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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