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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

文献概要

今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方 呼吸器疾患

気管切開またはレスピレータ使用患者の感染

著者: 馬場駿吉1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部・耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1870 - P.1871

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 上気道狭窄時の気道確保,意識障害や嚥下機能不全による誤嚥,窒息の回避などの目的で気管切開が行われ,また呼吸不全に対して気管挿管下にレスピレータを使用することは,救急医療あるいは重症患者の管理上,重要な救命処置であるといえよう.かような特殊条件下の患者は,ICUなど,できるかぎり清潔な病棟区域で管理されることが多いが,それにもかかわらず,しばしば下気道の感染をきたしやすいことは周知の事実である.ここでは,そのような場合の易感染性の背景となる点をあげるとともに,感染への対策としての抗生物質の使い方について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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