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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方

循環器疾患

心不全患者の発熱

著者: 佐藤友英1

所属機関: 1帝京大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1874 - P.1876

文献概要

心不全時の発熱
 基礎心疾患に基づく心機能低下とそれに対する種々の代償機構により,全身性または肺循環系にうっ血(congestion)を生じ,多彩な臨床症状が出現した病態を心不全と呼んでいる.心不全時には生体組織の必要とする十分量の血液を心臓が駆出できない.この状態下に発熱が起こると心拍数の頻脈化が生じ,心臓に対する負荷は一段と増大し,心不全をさらに増悪する.したがって発熱の原因を迅速に究明し,治療・除去してやることが臨床家の急務である.心不全時にみられる発熱の原因を表にまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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