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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

文献概要

今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方 循環器疾患

感染性心内膜炎

著者: 木全心一1 清水喜八郎123

所属機関: 1東京女子医科大学・日本心臓血圧研究所内科 2東京女子医科大学・臨床中央検査科 3東京女子医科大学・内科

ページ範囲:P.1880 - P.1883

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 感染性心内膜炎は,多くの優秀な抗生物質が開発されている今日でも,治療に困難を感じる疾患である.感染性心内膜炎について大切なことは,①感染の危険性のある心疾患の抜歯,小手術に際して3日間は抗生物質を用いること,②起炎菌の同定につとめること,③適切な抗生物質を選択して,十分な量を用い,十分な期間をかけて治療すること,④弁膜の破壊やmycotic aneurysmの進行に対しては,心不全の対処と同時に,手術の時期と術式について,最適な方法を選ぶことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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