文献詳細
文献概要
今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方 その他の疾患
敗血症
著者: 国井乙彦1
所属機関: 1東京大学医科学研究所・内科
ページ範囲:P.1908 - P.1910
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最近の敗血症は基礎疾患として,悪性腫瘍,白血病,悪性リンパ腫,骨髄腫,膠原病,腎不全,糖尿病,中枢神経系疾患,種々の複雑な感染症,火傷,心臓血管手術,麻薬常用者などに併発するものが多く,また誘因としては医療上の器械的操作,血管内留置カテーテル,放射線療法,副腎皮質ステロイド,抗癌剤,抗白血病剤の投与,血液透析,気管切開,臓器移植などがあげられている1).そして乳幼児や老年者などを含め,感染抵抗性の弱ったcompromised hostに起こることが多い.
最近の敗血症は基礎疾患として,悪性腫瘍,白血病,悪性リンパ腫,骨髄腫,膠原病,腎不全,糖尿病,中枢神経系疾患,種々の複雑な感染症,火傷,心臓血管手術,麻薬常用者などに併発するものが多く,また誘因としては医療上の器械的操作,血管内留置カテーテル,放射線療法,副腎皮質ステロイド,抗癌剤,抗白血病剤の投与,血液透析,気管切開,臓器移植などがあげられている1).そして乳幼児や老年者などを含め,感染抵抗性の弱ったcompromised hostに起こることが多い.
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