文献詳細
グラフ NMR-CT
文献概要
腹部臓器は,前回の胸部臓器と同様に呼吸性移動や,胃や腸のような蠕動運動をするものが多いために,NMR-CTの応用に際してはやはり,全身用コイルを使用することもあって,空間分解能が低下することはやむをえない.このような欠点は将来改善されるかもしれないが,NMR-CTではX線CTと異なり,画像再構成法としてスピンワープ法(2次元フーリエ変換法)を使用することによって,被写体の動きによる画像のアーティファクトを少なくすることができるという利点がある.
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