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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

文献概要

境界領域 転科のタイミング

下肢血栓性静脈炎

著者: 後藤久1

所属機関: 1横浜市立大学医学部・第1外科

ページ範囲:P.1998 - P.2002

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 下肢血栓性静脈炎は静脈血栓症ともいわれ,下肢の疼痛,緊満腫脹,赤紫色の変化,歩行障害を主徴とするもので,これらは主として下肢深部静脈の血栓性閉塞によりひき起こされる.
 本疾患は最近外科領域のみならず広く各科領域でしばしば経験されるが,急性動脈閉塞症と異なり,ただちに壊死となるような激症型が少ないため適切な診断,治療を受ける時期をのがし,早期には肺塞栓症,晩期には静脈炎後遺症に苦しむ患者が少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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