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臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント I.感染症 抗生物質の的確な使用
4.セファロスポリン—第1世代,第2世代,第3世代
著者: 高橋幸則1
所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科
ページ範囲:P.2068 - P.2071
文献購入ページに移動 近年セファロスポリン系(正しくはセフェム系)抗生物質の開発・進歩は目覚しく,比較的副作用が少ないことも加わり,広く臨床で使用されている.この中でとくに抗菌力・抗菌スペクトルに優れたいわゆる第3世代の薬剤は多くの有用性を示している.しかし反面,これらの薬剤の乱用による新たな問題(耐性菌,菌交代症など)も報告されている.ここではセファロスポリン系の各薬剤の特徴をあげ,これらの臨床使用での要点について述べてみたい.
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