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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻12号

1983年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント I.感染症 感染症の新たな問題

19.日和見感染の概念

著者: 舟田久1

所属機関: 1金沢大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.2106 - P.2107

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 近年の医学や医療の進歩は基礎疾患をもつ患者の診断や治療,ひいては予後に大きく貢献している.反面,これに伴って感染に対する抵抗力の低下した患者が増加し,皮膚や粘膜,さらに生活環境に常在している病原性の低い微生物による感染を受ける機会が多くなってきた.こうした感染を日和見感染(opportunistic infection)と呼んでいる.この言葉は,概念や定義にまだ議論の余地が残っているにもかかわらず,感染症の最近の動向を端的に示す用語として臨床の場で次第に汎用される傾向にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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