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臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント V.消化管・腹膜疾患 薬物療法のポイント
91.抗コリン剤の潰瘍治療における意義と新しい抗コリン剤
著者: 竹本忠良1 衣川皇博1
所属機関: 1山口大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.2282 - P.2283
文献購入ページに移動さて,攻撃因子抑制剤としては,ヒスタミンH2receptor antagonistのcimetidineがあらわれるまでは,抗コリン剤が薬物療法の主流をなしてきた.しかし最近,抗コリン剤としてはムスカリン受容体を選択的にブロックする薬剤であるpirenzepine(Gastrozepin®)が使用されるようになり,副作用も少なく,かなりの臨床効果をあげている.
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