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臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント V.消化管・腹膜疾患 内科的治療の限界と手術のタイミング
99.アカラシア
著者: 上野恒太郎1
所属機関: 1山形大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.2300 - P.2301
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45歳男性,農業.主訴は嚥下障害.
約1年前から,食後に胸骨後部のつかえ感と重苦感を訴えるようになり,食事量が減ってきた.このため某外科を訪れ,アカラシアと診断されて手術を受けた.術前の栄養状態は中等度で,軽度の貧血傾向はあったが,血清蛋白およびコレステロール値は正常,体重減少もなかった.Fundicpatch(Thal法)術後の食道の流通は術前に比しく著しく改善されたが(図1),手術の約1年後から食道下部の瘢痕性狭窄を来たし当科に来院中である.
45歳男性,農業.主訴は嚥下障害.
約1年前から,食後に胸骨後部のつかえ感と重苦感を訴えるようになり,食事量が減ってきた.このため某外科を訪れ,アカラシアと診断されて手術を受けた.術前の栄養状態は中等度で,軽度の貧血傾向はあったが,血清蛋白およびコレステロール値は正常,体重減少もなかった.Fundicpatch(Thal法)術後の食道の流通は術前に比しく著しく改善されたが(図1),手術の約1年後から食道下部の瘢痕性狭窄を来たし当科に来院中である.
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