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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻12号

1983年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント VI.肝・胆道・膵疾患 薬物療法のポイント

115.急性肝炎(ウイルス性,中毒性)の薬物療法の適応といつまで続けるべきか

著者: 日野邦彦1

所属機関: 1防衛医科大学校・第2内科

ページ範囲:P.2344 - P.2346

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 一般に急性肝炎の予後は比較的良好で,特に薬物治療を必要としない.その基本的な治療方針は,安静と食事療法である.
 安静は,通常急性期に2〜3週間就床させるが,感染予防や劇症化予知の見地から,この間入院させる.食事療法は,消化器症状の有無によって若干異なる.食欲のある場合は急性期から高蛋白・高カロリー食を与え,回復期には常食とする.食欲のない場合や,高度の黄疸を伴う場合は,炭水化物を中心とした低脂肪食とし,非経口的にカロリーやビタミンを投与する.したがって,薬物療法は,あくまで補助的に行うのみである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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