文献詳細
臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VII.腎疾患 問題となるケースの治療
文献概要
症例
28歳,女性.13歳時,2回急性腎盂腎炎に罹患し,薬物療法にて軽快した.以後無症状の時期が続いたが,26歳時より年に3〜4回,39℃以上の発熱,腰痛,膀胱炎症状を伴う腎盂腎炎をくり返し,そのつど化学療法にて軽快していた.膀胱造影にて右の膀胱尿管逆流VUR(vesicoureteral-reflux)が見つかったため(図),逆流防止手術を施行した.その後外来にて経過観察中であるが,腎盂腎炎発作は見られない.
28歳,女性.13歳時,2回急性腎盂腎炎に罹患し,薬物療法にて軽快した.以後無症状の時期が続いたが,26歳時より年に3〜4回,39℃以上の発熱,腰痛,膀胱炎症状を伴う腎盂腎炎をくり返し,そのつど化学療法にて軽快していた.膀胱造影にて右の膀胱尿管逆流VUR(vesicoureteral-reflux)が見つかったため(図),逆流防止手術を施行した.その後外来にて経過観察中であるが,腎盂腎炎発作は見られない.
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