文献詳細
臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VIII.血液・造血器疾患 問題となるケースの治療
文献概要
非定型性白血病(以下非定型例)の診断基準は明確でないが,smoldering acute leukemia(SAL),hypoplastic leukemia(HL),low-percentage leukemiaは診断基準が比較的明確なので非定型例とされることが多い1).また最近では,refractory anemia with an excess of myeloblasts(RAEM)が白血病の周辺疾患として注目され,SALと同様の病態とする考えもある.これら非定型例の治療法は確立されていないが2〜4),その病態の特異性などからどのように治療すればよいか,自験例や本邦での治療成績を参考にして述べてみたい.
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