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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻12号

1983年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント VIII.血液・造血器疾患 問題となるケースの治療

166.成人T細胞性白血病,悪性リンパ腫

著者: 市丸道人1 木下研一郎1

所属機関: 1長崎大医学部原医研・内科

ページ範囲:P.2456 - P.2458

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 現在,成人T細胞性白血病,リンパ腫(Adult T-cell leukemia/lymphoma,ATLL)という名称は2つの使われ方がある.その1つは当初から成人T細胞性白血病(ATL)としてとり扱われたもの,すなわち末血が白血病性であるものを,悪性リンパ腫としての性格も兼ね具えているためにATLLと称するものと,非白血性のT細胞性非ホジキンリンパ腫で病因的にATLと同じ(ATLV-ウイルス)と考えられるものを合せてATLLと呼ぶ場合である.
 本稿では後者の考えに準じてATLLの名称を用いるが,ATLLをATLとT-MLに分けて使用することにする.すなわち,この場合ATLV感染を基盤としたもので白血性のものをATL,非白血性のものをT-MLと考えて差支えない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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