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臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント VIII.血液・造血器疾患 問題となるケースの治療
167.中枢神経白血病
著者: 藤本孟男1
所属機関: 1愛知医科大学・小児科
ページ範囲:P.2460 - P.2461
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10歳,女児の急性リンパ性白血病(ALL)で,4年間の完全寛解後に中枢神経(CNS)白血病を発症した.methotrexate(MTX)15mg/m2とhydrocortisone(HDC)50mg/m2の週2回髄注(合計4回)に続き,頭蓋に2,400radsの放射線照射と6週毎のMTX,HDCの髄注によりCNS-寛解を続けていた.1年後に急激な体重増加(88kg),無月経,頭痛が生じ,CNS-白血病が再発した.著明な肥満のため腰椎穿刺がきわめて困難であった.
10歳,女児の急性リンパ性白血病(ALL)で,4年間の完全寛解後に中枢神経(CNS)白血病を発症した.methotrexate(MTX)15mg/m2とhydrocortisone(HDC)50mg/m2の週2回髄注(合計4回)に続き,頭蓋に2,400radsの放射線照射と6週毎のMTX,HDCの髄注によりCNS-寛解を続けていた.1年後に急激な体重増加(88kg),無月経,頭痛が生じ,CNS-白血病が再発した.著明な肥満のため腰椎穿刺がきわめて困難であった.
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