文献詳細
臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VIII.血液・造血器疾患 特殊な治療法
文献概要
Nocardia rubraの細胞壁骨格(N-CWS)は山村,東ら1)によりその生化学的,免疫学的性状が明らかとされ,種々の実験腫瘍系において抗腫瘍効果を誘導することを示した.筆者らは2,3,4)成人急性骨髄性白血病に対してN-CWSを用いた免疫化学療法の共通プロトコールを作成し,無作為割付け法による比較対照試験を行い,寛解期間と生存期間を指標にその効果を検討した.
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