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臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント XI.免疫・アレルギー・膠原病 薬物療法のポイント
216.気管支喘息に対する新しい化学的メディエーター遊離抑制薬の使い方
著者: 牧野荘平1
所属機関: 1獨協医科大学・アレルギー内科
ページ範囲:P.2578 - P.2579
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患者は34歳の主婦.24歳頃に第1子出産後喘息を発症した.症状は夏期を除き通年性で梅雨期と秋期に増悪傾向を示した.1年前に来院し,アレルゲン検査で,ハウスダスト,ダニ,ブタクサに対する過敏がみられた.ハウスダストによる減感作療法を行い,呼吸困難,喘鳴の症状に対しては気管支拡張剤を連用することにより,日常生活はほぼ正常にできるようになったが,しばしば増悪を示して,ステロイド剤の1〜2週間の投与を必要としていた.3週前よりketotifen錠(1mg)を1日2錠を追加した所,1週間のうちに症状が改善し,ステロイド剤の使用,発作による救急外来の受診はなくなっている.
患者は34歳の主婦.24歳頃に第1子出産後喘息を発症した.症状は夏期を除き通年性で梅雨期と秋期に増悪傾向を示した.1年前に来院し,アレルゲン検査で,ハウスダスト,ダニ,ブタクサに対する過敏がみられた.ハウスダストによる減感作療法を行い,呼吸困難,喘鳴の症状に対しては気管支拡張剤を連用することにより,日常生活はほぼ正常にできるようになったが,しばしば増悪を示して,ステロイド剤の1〜2週間の投与を必要としていた.3週前よりketotifen錠(1mg)を1日2錠を追加した所,1週間のうちに症状が改善し,ステロイド剤の使用,発作による救急外来の受診はなくなっている.
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