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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻13号

1983年12月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸潰瘍—その基礎と臨床のすべて 胃・十二指腸潰瘍の発生

自然経過

著者: 小越和栄1

所属機関: 1県立ガンセンター新潟病院・内科

ページ範囲:P.2680 - P.2681

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胃・十二指腸潰瘍の発生率
 胃や十二指腸に発生する消化性潰瘍は最近の薬剤治療に比較的良く反応し,重症な合併症の発生もかなりコントロールされている.
 しかし,消化性潰瘍の再発防止はかなり困難で,一所懸命に潰瘍の治療を行っても,再発を起こす患者や,新たに潰瘍が発生する患者で外来における潰瘍患者は減少せず,毎年ほぼ一定の患者を治療していることに気付く.これは治癒してゆく患者と新しく潰瘍が発生する患者との間に平衡関係があることを意味する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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