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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻13号

1983年12月発行

今月の主題 胃・十二指腸潰瘍—その基礎と臨床のすべて

病因と病態生理

潰瘍と胃運動

著者: 伊藤漸1

所属機関: 1群馬大学医療短期大学部

ページ範囲:P.2708 - P.2709

文献概要

 胃・十二指腸潰瘍の病因や病態生理を胃運動の面から科学的,総合的に研究した報告は少ない.とくに胃運動は食物の消化を行っている食後の時期と胃内が空虚になっている空腹期とではそれぞれの収縮運動の機能とその調節機構が異なることはごく最近になってわかってきたので,こうした概念に基づく潰瘍の研究が少ないのも当然である.本稿においては,まず胃運動の記録法や収縮パターンについて説明し,その上で潰瘍に関する最近の知見を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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