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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻13号

1983年12月発行

文献概要

Current topic

アメリカ合衆国大統領医学および生物医学・行動科学研究における倫理問題検討委員会報告

著者: 中谷比呂樹1 梁慧智2

所属機関: 1厚生省医務局医事課 2東海大学大学院・医学研究科博士課程

ページ範囲:P.2804 - P.2813

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 医学・医療技術の目覚ましい進歩によって,いままで不治の病とされてきた多くの疾患が治療可能となってきた.しかし,その一方で,技術の進歩が,『生』と『死』に関する従来からの価値体系を揺るがすようにもなっている.臓器移植,脳死,試験管ベビー,遺伝子操作,生命維持装置,ターミナル・ケア等々,次々に進んでゆく技術が,はたして,人類に福音をもたらすものなのか,広い視点からの検討の必要性が指摘されている.
 アメリカでは,1978年に,連邦議会の承認の下に,『アメリカ合衆国大統領医学および生物医学・行動科学研究における倫理問題検討委員会(以下「大統領委員会」と言う』が設けられ,1979年半ばより1983年3月に総括報告書(Summing-Up)を発表するまで3年半にわたる精力的な活動を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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