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講座 臨床薬理学 薬物療法の考え方・19
妊産婦における薬物投与法—妊娠中の母体から胎児へ及ぼす薬物の影響
著者: 中野重行1
所属機関: 1愛媛大学医学部・薬理学
ページ範囲:P.2841 - P.2845
文献購入ページに移動しかし,妊婦の多くは薬物の服用を敬遠しがちであり,また,服用するとしても短期間にしかすぎないことが多く,さらに,健常人volunteerに薬物を投与して検討するといった種類の試験は倫理的に困難であること,などの種々の理由から,妊産婦における薬物投与法の根拠となりうる科学的データーの報告は比較的少ない.
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