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講座 小児診療のコツ・6
嘔吐—嘔吐の患児をみたときの重症度のチェックと治療の原則
著者: 藤森宗徳1
所属機関: 1藤森小児科
ページ範囲:P.2853 - P.2856
文献購入ページに移動 嘔吐はあらゆる年齢の小児にしばしばみられる症状である.まったく心配のない嘔吐もあるが緊急手術を要することもある.出生直後の新生児が分娩時に飲みこんでいた羊水などを1〜2度吐く生理的嘔吐(初期嘔吐)や乳児期の溢乳とか咳こんで嘔吐するのは生理的なものであり,とくに治療を要しない.反面腸重積症や食道,腸管の閉塞は見逃すことができない.
嘔吐を訴えてきた場合,早急に原因疾患をはっきりさせることが必要で,その場合年齢,食事との関係,吐物の性状,随伴症状が参考になる.
嘔吐を訴えてきた場合,早急に原因疾患をはっきりさせることが必要で,その場合年齢,食事との関係,吐物の性状,随伴症状が参考になる.
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