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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻13号

1983年12月発行

文献概要

講座 小児診療のコツ・6

嘔吐—嘔吐の患児をみたときの重症度のチェックと治療の原則

著者: 藤森宗徳1

所属機関: 1藤森小児科

ページ範囲:P.2853 - P.2856

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 嘔吐はあらゆる年齢の小児にしばしばみられる症状である.まったく心配のない嘔吐もあるが緊急手術を要することもある.出生直後の新生児が分娩時に飲みこんでいた羊水などを1〜2度吐く生理的嘔吐(初期嘔吐)や乳児期の溢乳とか咳こんで嘔吐するのは生理的なものであり,とくに治療を要しない.反面腸重積症や食道,腸管の閉塞は見逃すことができない.
 嘔吐を訴えてきた場合,早急に原因疾患をはっきりさせることが必要で,その場合年齢,食事との関係,吐物の性状,随伴症状が参考になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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