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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻2号

1983年02月発行

今月の主題 免疫からみた腸疾患

腸の免疫機構

腸リンパ組織の免疫反応

著者: 吉田豊1 黒江清郎1

所属機関: 1弘前大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.202 - P.203

文献概要

 腸管内には,細菌,ウイルスなどの微生物,毒素,食餌蛋白など種々の抗原が存在し,これらが粘膜を通して絶えず体内へ侵入してくる.これらに対する生体の局所防御機構として,分泌型IgAを主体とする分泌型免疫グロブリン系と,本稿で述べる消化管リンパ装置(gut-associated lymphoid tissue;GALT)の2つが挙げられる.GALTはパイエル板・虫垂・粘膜固有層〜粘膜下層に集簇するリンパ球群から成り立っている.この2つの機構は互いに独立したものではなく,一連の繋がりのなかで各々の生体防御の役割を担っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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