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文献概要
今月の主題 免疫からみた腸疾患 腸疾患の臨床
腸癌
著者: 漆崎一朗1 新津洋司郎1
所属機関: 1札幌医科大学・第4内科
ページ範囲:P.232 - P.234
文献購入ページに移動 大腸癌にかぎらず,一般に癌患者が自己の悪性腫瘍を免疫学的に認識するためには,まず第1にその腫瘍に癌特異抗原(tumor specific antigen;TSA)または癌関連抗原(tumor associatedantigen;TAA)が明確に存在する必要がある.
大腸癌のTSAあるいはTAAについてはその存在が早くから想定されていたが1),最近になってmonoclonal抗体法をはじめとする抗原分析の手法が発達し,具体的な物質としてとらえられるようになった2).その結果,臨床面では免疫診断への応用が可能となりつつある.
大腸癌のTSAあるいはTAAについてはその存在が早くから想定されていたが1),最近になってmonoclonal抗体法をはじめとする抗原分析の手法が発達し,具体的な物質としてとらえられるようになった2).その結果,臨床面では免疫診断への応用が可能となりつつある.
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