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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻3号

1983年03月発行

今月の主題 呼吸不全—その実態と治療

治療

気管内挿管—方法と適応

著者: 加藤敬徳1 吉矢生人1

所属機関: 1大阪大学医学部・麻酔科

ページ範囲:P.390 - P.392

文献概要

 気管内挿管は人工的呼吸管理の一環として行われる最も確実な気道確保の手段である.しかし,挿管は患者にとっては精神的,肉体的に大きなストレスになり,また非生理的な状態でもあるので,その適応には十分に注意を払う必要がある.すなわち,輸液管理,吸入療法,体位排痰(体位ドレナージ)などによる管理をうまくやれば,気管内挿管に至るまでもなく気道を確保できる例も多い.またやむをえず挿管を行ったとしても,できるだけ早期に患者の呼吸状態を改善し,抜管の方向にもってゆくよう努力する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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