文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸不全—その実態と治療 治療
酸素療法
著者: 相馬一亥1
所属機関: 1北里大学医学部・内科
ページ範囲:P.396 - P.400
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酸素療法は組織の低酸素症に対して行うものである.生体の組織が低酸素症のために正常機能を営めない状態が呼吸不全である.組織が正常機能の破綻をきたすのは,一般にPao2が30mmHg以下,あるいは酸素飽和度(So2)が50%以下になった場合である(Campbell,1964).
酸素ヘモグロビン解離曲線から明らかなように,Pao2が50〜60mmHg以下では著しくSo2が低下する.したがって,Pao2が50〜60mmHg以下では酸素療法は絶対的適応となる.
酸素療法は組織の低酸素症に対して行うものである.生体の組織が低酸素症のために正常機能を営めない状態が呼吸不全である.組織が正常機能の破綻をきたすのは,一般にPao2が30mmHg以下,あるいは酸素飽和度(So2)が50%以下になった場合である(Campbell,1964).
酸素ヘモグロビン解離曲線から明らかなように,Pao2が50〜60mmHg以下では著しくSo2が低下する.したがって,Pao2が50〜60mmHg以下では酸素療法は絶対的適応となる.
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