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文献概要
今月の主題 膵疾患診療のトピックス 生化学的診断法
膵癌の腫瘍マーカー—RNaseを中心に
著者: 大山公三1 斉藤達也1 小池台介1 建部高明1
所属機関: 1旭川医科大学・第2内科
ページ範囲:P.562 - P.563
文献購入ページに移動膵癌に関しては,原発性肝癌におけるα-faetoproteinに匹敵する有力な腫瘍マーカーは存在しないが,現在検討されつつあるマーカーとしては,CEA,ferritin,pancreatic oncofetal antigen,RNase(ribonuclease),α-antitrypsin,β2-microglobulin,immunosuppresive acidic protein,筋肉型aldolase,galactosyltransferase IIなどがあげられている.臨床上,これらのマーカーとamylase,lipase,trypsin,elastase Iなどの血中膵酵素を同時に測定することが推奨されている.
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