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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻4号

1983年04月発行

文献概要

今月の主題 膵疾患診療のトピックス トピックス

セクレチン,パンクレオザイミンのラジオ・イムノアッセイ(RIA)

著者: 白鳥敬子1 渡辺伸一郎1 竹内正1

所属機関: 1東京女子医科大学・消化器内科

ページ範囲:P.586 - P.587

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セクレチンのRIA
 セクレチンは27個のアミノ酸よりなるポリペプタイドで,1902年BaylissとStarlingらにより強力な膵外分泌刺激ホルモンとして発見されたが,その分離同定(1961),化学合成(1966)には,約半世紀以上を要した.1968年,Youngらにより,はじめてセクレチンのradioimmunoassay(RIA)が報告された.しかし,当初およびその後,最近にいたるまで,assayの感度が低いために,食餌摂取後に起こる膵外分泌と一致した血中セクレチンの変動をとらえることはできなかった.1978年,Cheyら,Schaffalitzkyらにより,RIAの改良がすすみ,はじめてセクレチンの生理的な血中動態をとらえるに至った.
 ここではCheyら1)の方法に準じ筆者ら2)が確立した高感度のセクレチンRIAを紹介し,その生理的意義にも一部ふれることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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