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今月の主題 膵疾患診療のトピックス トピックス
膵の発生異常—膵管形成異常
著者: 土岐文武1
所属機関: 1東京女子医科大学・消化器内科
ページ範囲:P.590 - P.592
文献購入ページに移動 膵は複雑な発生過程を経て形成されるが,いわゆる先天性奇形といえるものは少なく,頻度も高くない.しかし,導管系である膵管系は非常にバリエーションに富んだ形態を有している.近年,膵の形態学的検査の進歩と普及により,新らたにいくつかの発生異常が臨床的に,とくに膵炎との関連において注目されるようになってきた.
本稿では,ERCPによる膵管像より膵の発生異常(バリエーションも含む)と思われるものをとり上げ,とくに頻度も高く,最近注目されている腹側膵管と背側膵管の非癒合例(以下,非癒合例)を中心に,それらの臨床的意義および取扱いについて述べる.
本稿では,ERCPによる膵管像より膵の発生異常(バリエーションも含む)と思われるものをとり上げ,とくに頻度も高く,最近注目されている腹側膵管と背側膵管の非癒合例(以下,非癒合例)を中心に,それらの臨床的意義および取扱いについて述べる.
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