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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻4号

1983年04月発行

文献概要

グラフ 肺癌を疑うX線像 症例編・2

閉塞性肺炎像

著者: 西脇裕1 西山祥行2 北谷知己3 松山智治3

所属機関: 1国立療養所松戸病院・内科 2国立療養所松戸病院・外科 3国立療養所松戸病院

ページ範囲:P.630 - P.635

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 右下肺野に無定形な異常影が,ちょうど,下幹を要として,扇のように拡がっているが,肋骨横隔膜角および縦隔側には及んでいない.下葉の構造(肺紋理)は認められない.横隔膜の挙上,肋骨横隔膜角の鈍化,横隔膜ドームの変形を認める.またドーム以下の濃度が非常に高く.横隔膜が平坦化していることより右下葉の容積減少がうかがえる.以上より,右下葉のとくにS9+10の閉塞性肺炎を疑った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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