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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻4号

1983年04月発行

文献概要

講座 図解病態のしくみ 神経・筋疾患・4

運動麻痺と運動ニューロン疾患—運動麻痺の発現機序と運動ニュー口ン疾患の病態,症状

著者: 本多虔夫1

所属機関: 1横浜市立市民病院・神経科

ページ範囲:P.673 - P.678

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運動麻痺
運動に関する刺激を伝達するニューロン
 神経細胞とそれから出る突起(神経線維)は神経系を構成する最小単位であり,ニューロンと呼ばれている.われわれが筋肉を動かそうとするとき,大脳皮質に起こる刺激は図1に示すような2組のニューロンによって筋肉まで伝えられる.そして大脳皮質から脳幹または脊髄まで達するニューロンを上位運動ニューロン,脳幹・脊髄から筋肉までのニューロンを下位運動ニューロンと呼んでいる.いいかえれば,錐体路(皮質脊髄路)およびそれと同質の皮質橋路,皮質延髄路が上位運動ニューロンであり,運動性脳神経,末梢神経運動線維およびその起始細胞が下位運動ニューロンである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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