文献詳細
今月の主題 水と電解質
電解質異常の実際
文献概要
Kは細胞内液の主要陽イオンで,細胞外液にはわずかしかなく,この分布からみればNaとまったく対照的なイオンである.臨床的には細胞内Kを直接測定することは困難なため,通常血清Kを測定して情報を得るが,血清Kが正常域内にあっても生体にとってはKの過剰あるいは欠乏状態にある場合もある.したがって血清Kに変化をみたら,すでに生体内総K量に相当の変化が生じていると考えるべきである.
掲載誌情報
今月の主題 水と電解質
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