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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻6号

1983年06月発行

今月の主題 内科医に必要な救急治療

救急のためのモニター

危険な不整脈

著者: 早川弘一1 藤井裕之1

所属機関: 1日本医科大学・第1内科

ページ範囲:P.912 - P.913

文献概要

心電図モニターが必要な場合
 心室細動,心室頻拍,急性高度房室ブロック,長い洞休止が予測される場合には心電図モニター(連続監視)が是非必要である.これら致死的不整脈の発生しやすい状態としては,急性心筋梗塞,心筋炎,重症心不全,心臓術後,ショック,低酸素血症,アシドーシス,電解質異常などがある.原因がはっきりしないが,最近頻繁にAdams-Stokes発作をくり返す場合にも心電図モニターが適用される.さらに,広範囲な急性心筋梗塞,心筋炎,心筋症などでにすで心収縮の低下している場合には,心房細動,発作性上室性頻拍,軽度の徐脈がこれに加わると血行動態は急に悪化することがあるので,この場合にも心電図モニターが必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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