文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な救急治療 救急治療の実際
ショックと心臓喘息
著者: 木全心一1
所属機関: 1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所・循環器内科
ページ範囲:P.926 - P.927
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ショックの臨床診断上とくに大切なのは,末梢循環不全徴候である.入院して来たらまず手足の末梢をつかんでみて,冷めたく,じとっと冷汗をかいているときはショック状態の可能性があると考えなくてはならない.
血圧をついで測定する.収縮期血圧が80mmHgを割っているときはショックであることが多く,ただちに治療が必要である.血圧に関して気をつけなくてはならないことは,高血圧の症例が収縮期血圧が110mmHgくらいでもショック状態となっていることもあるし,拡張型心筋症では平常状態でも90mmHgを割っていることがある.血圧は末梢循環不全の症状を伴うか否かで判定しなくてはならない.
ショックの臨床診断上とくに大切なのは,末梢循環不全徴候である.入院して来たらまず手足の末梢をつかんでみて,冷めたく,じとっと冷汗をかいているときはショック状態の可能性があると考えなくてはならない.
血圧をついで測定する.収縮期血圧が80mmHgを割っているときはショックであることが多く,ただちに治療が必要である.血圧に関して気をつけなくてはならないことは,高血圧の症例が収縮期血圧が110mmHgくらいでもショック状態となっていることもあるし,拡張型心筋症では平常状態でも90mmHgを割っていることがある.血圧は末梢循環不全の症状を伴うか否かで判定しなくてはならない.
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