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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻6号

1983年06月発行

今月の主題 内科医に必要な救急治療

救急治療の実際

劇症肝炎と肝昏睡

著者: 涌井和夫1

所属機関: 1仙台社会保険病院・内科

ページ範囲:P.952 - P.953

文献概要

 肝昏睡は各種肝疾患にみられる重篤な臨床症状である.劇症肝炎での肝昏睡の対策は,他の肝疾患でのそれと根本的には同一である.各種の対策がある.実地臨床上,医療の行われる場によって,行える対策も実行不可能なものも出てくる.ここでは救急設備も整い,各種の人工肝,モニター類,特殊検査の可能な,人員も十分にある,たとえば肝不全ユニットが利用できるような所での問題ではなく,肝炎ウイルスによるcontaminationのおそれはあっても集中治療室を用いねばならなかったり,最低の所で酸素吸入の設備があるだけの,一般個室での医療を考えて話しをすすめることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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