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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻7号

1983年07月発行

文献概要

今月の主題 不整脈のトピックス 電気生理学的検査

洞房結節機能

著者: 山口巖1 鈴木博之1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科

ページ範囲:P.1082 - P.1085

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 洞不全症候群(sick sinus syndrome)(以下SSS)は洞結節機能障害を示す臨床症状および心電図異常の一群をいう.しかし,臨床症状は洞結節機能不全そのものよりもむしろ補充ペースメーカ機能障害の結果に起因する.SSSがしばしばpan-conductional defectあるいはsick escapepacemaker syndromeとよばれる理由はここにある.したがってSSSは心臓刺激伝導系の全体的障害を示し,洞結節機能不全は単にその一部の表現にすぎない.SSSに対する電気生理学的検索は心臓刺激伝導系全体に及ぶべきであるが,本稿では洞結節機能に対する検査法に絞って述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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