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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻7号

1983年07月発行

文献概要

今月の主題 不整脈のトピックス 抗不整脈薬

抗不整脈薬の血中濃度と作用

著者: 小西與承1

所属機関: 1京都大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1112 - P.1113

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 切れ味の鋭い抗不整脈薬ほど両刃の剣の側面を持ち,好ましからざる作用(中毒)を現わす頻度が増す.したがって,たとえば外来患者に対して慢性投薬を行う場合などは,安全を見込んで少なめの用量とすることになる.
 しかし,こと不整脈に関しては1発の期外収縮が心室頻拍〜細動を誘発する可能性なきにしもあらずで,作用濃度が低すぎるための治療失敗例もかなりあるはずである.そこで各症例について適切な薬剤の種類と用量を選択するにあたり,血中濃度についての考慮は欠かせない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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