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誌上シンポジウム 医学教育を考える—より優れた臨床医の教育のために
プライマリ・ケアからみた卒後教育の問題点
著者: 村山正昭
所属機関:
ページ範囲:P.1218 - P.1221
文献購入ページに移動そして一定期間の修練をおえた医師が独立して医療を行ってみると,これだけの経験があったのだからこなしていけるはずと思っていたことが,実際はまったく無力であったり,経験例と相違した結果に終わることがしばしばである.研修内容に不備があったためではなく,一定期間にしぼった卒後研修については万全でかつ普遍的な方式はあり得ないのではないか.昭和45年に卒業後,東京警察病院内科における5年間の経験をもとに問題点を具体的にあげてみた.
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