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今月の主題 臨床医のための神経内科学 注目されている疾患
色素異常,剛毛,浮腫,免疫グロブリン異常などを伴う慢性多発ニューロパチー
著者: 佐野元規1 塚越廣1
所属機関: 1東京医科歯科大学・神経内科
ページ範囲:P.1296 - P.1297
文献購入ページに移動さらに臨床的に類似の症状を呈する2症例が岩下ら,鵜沢らにより報告され,1974年高月らは2)多発ニューロパチーおよび内分泌症状を伴うplasma cell dyscrasiaは1つの症候群として把握すべきものであると提唱した.その後,主に本邦を中心として類似の症例報告が相次ぎ,外国からの同様の症例報告も見られるようになり3),特異な症候群を形成すると考えられている.井形らはわが国の報告例の症候中最も頻度の高いものをとってPigmentation,Edema,Polyneuropathy(PEP)症候群と仮称した.現在未だ統一的な名称はない.
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