文献詳細
今月の主題 臨床医のための神経内科学
治療の現状
文献概要
頭痛は日常診療上きわめて多く見られる愁訴の1つで,その多くは慢性頭痛または反復性頭痛であるが,そのほか急性発症で激しい頭痛も認められる.慢性反復性のものは,ほとんどが血管性,筋収縮性もしくは心因性である.急性激烈な頭痛の場合には,脳腫瘍,くも膜下出血など,重大な器質的疾患の症状であることが多い.本稿ではこれらのうち,片頭痛,筋収縮性頭痛の治療について述べ,また併せて顔面の疼痛を示すものの1つである三叉神経痛について述べる.
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