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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための神経内科学 治療の現状

不随意運動(ヒョレア,ジスキネジア,ジストニー,ミオクローヌスなど)

著者: 柳沢信夫1

所属機関: 1信州大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1308 - P.1309

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 不随意運動の治療は薬物療法が基本であり,一部の症候に対して運動療法,定位脳手術が行われる.不随意運動のなかで,不規則で奇妙な動きを呈するヒョレア(舞踏病),ジスキネジア,アテトーゼ,ジストニーはいずれも基底核の障害によるが,治療薬はそれぞれ異なる.ミオクローヌスは大脳・脳幹に主な病変部位を有し,疾患も異なるが,治療薬は限られたものが有効である.これらの不随意運動は神経系の病変部位によって規定される症状であり,治療は原因疾患に対するものと,症候に対する治療の2つを行う.本稿では対症的な薬物療法を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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