icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina20巻9号

1983年09月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変と肝癌 どのようなとき癌化を考えるか

免疫学的検査

著者: 浪久利彦1 市川尚一1 荻原牧夫1 内田重行1

所属機関: 1順天堂大学医学部・消化器内科

ページ範囲:P.1472 - P.1473

文献購入ページに移動
 肝硬変から肝癌への進展が疑われる場合に,現在行われている免疫学的検査法は2通りに大別される.1つは担癌患者の血中に出現,または増加する腫瘍マーカーを測定する方法であり,他の1つは担癌患者の細胞性免疫能を測定する方法である.腫瘍マーカーとして報告されているものには,α-Fetoprotein(AFP),Basic Fetoprotein(BFP),Tissue Polypeptide Antigen(TPA),Ferritinなどがあり,腫瘍マーカーであるとともに腫瘍抗原としての意義をもっている.細胞性免疫能検査としてはLeucocyto Adherence Inhibitoin Test(LAIテスト),あるいはStructuredness of Cytoplasmic Matrix(SCM)テストなどがあり,腫瘍抗原によるリンパ球の感作状態をin vitroで測定する方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら