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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻9号

1983年09月発行

文献概要

境界領域 他科のトピックス

無月経不妊の新しい治療

著者: 青野敏博1

所属機関: 1大阪大学医学部・産科婦人科

ページ範囲:P.1600 - P.1600

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 産褥期の授乳中は排卵が抑制され月経が起こらない.これは授乳性無月経と呼ばれ,次の妊娠から一定期間解放される.授乳期以外にも,脳下垂体からのプロラクチン分泌が過剰になると乳汁の漏出と排卵の抑制が起こり,無月経や不妊の原因となることがわかってきた.
 このような状態を高プロラクチン血性無排卵症hyperprolactinemic anovulation,または乳汁漏出無月経症候群galactorrhea-amenorrhea syndromeと呼ぶ.数年来,本症の治療薬としてプロモクリプチン(パーロデル®)が使用されてきたが,昭和58年5月にわが国においても追加効能として正式に承認されたので,内科の先生方にも紹介させていただく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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