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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻9号

1983年09月発行

文献概要

Via Air Mail アメリカ留学を志す人に

VQE,ECFMGのための勉強法

著者: 辻本愛子1

所属機関: 1スタンフォード大学・小児科

ページ範囲:P.1602 - P.1603

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 米国でmedical doctorとして臨床にたずさわるには,よく知られているようにECFMGおよびVQEに合格していることが要求され,さらに州によってはFLEXをも受験しなくてはいけない場合がある.というと非常に複雑で,とてもやっかいなように聞こえるが,実際には問題の形式,内容はみなほぼ同じようなもので,ただ時間がかかるのと,手続きが複雑なのに閉口させられるだけなのである.もちろん人によって,その準備に費せる時間や勉強のしかたなど,異なると思われるが,これらの試験にはみな共通の"傾向"があるので,そこにはおのずから"対策"も生まれてくる.
 VQEは臨床と基礎に別れているが,ECFMGはその大部分が臨床的な問題であり,その難易度も決して日本の医師国家試験を越えるものではない.ただ問題の数が多く短い時間に正確に英語で書かれた質問の内容を理解し,答を選ぶという"技術"が必要で,このためには"ECFMG Review"etcといった問題集で練習するのが最も適当であろう(アメリカではVQE,ECFMG,FLEXなどを想定した問題集がいやというほど発行され,日本にも多く出回っている).ECFMGのmedicalpartでは,内科,外科,小児科,産婦人科,公衆衛生などの問題がランダムに出てくるが,やはり内科が中心で,また信じられないほどの難しい問題もあまり見あたらない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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