文献詳細
今月の主題 リンパ系疾患へのアプローチ
リンパ系疾患の臨床
文献概要
小児急性白血病の75〜85%を占める急性リンパ性白血病(ALL)は,成人急性白血病においては10〜20%にすぎない.小児ALLにおいては,化学療法を中心とする治療で50%以上の5年生存が得られるようになっているが,成人ALLの治療成績は未だ満足すべきものは得られておらず,現在では急性骨髄性白血病(AML)のそれに劣るほどとなっている1).
本稿では,成人ALLの特徴とこれまでの治療成績について述べるとともに,その研究の今後の課題について言及する.
本稿では,成人ALLの特徴とこれまでの治療成績について述べるとともに,その研究の今後の課題について言及する.
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