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今月の主題 リンパ系疾患へのアプローチ
リンパ系疾患の臨床
文献概要
骨髄腫は,血清・尿蛋白の電気泳動上均一成分(M成分)として把握される単クローン性IgG,IgA,IgD,IgE,Bence Jones(BJ)蛋白を産生分泌する形質細胞の腫瘍性増殖疾患である.骨髄腫は,1)顕性(overt),2)変異型(variant),3)前骨髄腫(premyeloma)の3つのカテゴリーに分けて考えるとよい(表1)1).後述のように,2)と3)についての正しい認識は,有害な治療を避けるためにきわめて重要である.
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