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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻11号

1984年11月発行

今月の主題 脳血管障害のトピックス

基礎知識

治療

著者: 神田直1

所属機関: 1北里大学医学部・内科

ページ範囲:P.1908 - P.1909

文献概要

 脳血管障害の治療に際してとくに重要なことは,患者を診た時点でまず出血か梗塞かを鑑別し,ついで病巣部位はどこか,病巣が大きいか小さいか,どのclini-cal stageにあるか(片麻痺などの局所神経症状がすでに完成しているのか,なお進行中であるのか)を診断することである1).完成期発作(completed stroke)であれば,病巣およびその周辺のすみやかな血流改善をはかり,進行期発作(progressing stroke)であれば可能な限り進行を阻止し,梗塞巣の拡大を防がなくてはならず,また病巣が大きいと考えられるときには早期から十分な脳浮腫対策をとる必要がある.本稿ではこれら脳血管障害の治療の基本と概要について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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