文献詳細
今月の主題 脳血管障害のトピックス
注目される症候
文献概要
1922年Lhermitte1)は中脳の病変によって特有な幻覚が起こることをはじめて報告し,その2年後の1924年にvan Bogaert2)は下部赤核症候群(Claude症候群)に,かかる幻覚を伴った例を報告し,中脳のかなり限局性の病巣によってもこのような幻覚が生じうることを明らかにした.以後,この幻覚はhallucinose pedonculaire(脳脚幻覚症)とよばれてきた.
掲載誌情報