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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻11号

1984年11月発行

文献概要

今月の主題 脳血管障害のトピックス 注目される症候

瞳孔偏位

著者: 鈴木健世1 朝長正徳2

所属機関: 1立川相互病院・神経内科 2東京都老人総合研究所・臨床病理部

ページ範囲:P.1926 - P.1927

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 正常人の瞳孔は虹彩の中央もしくはわずか内下方に位置している.瞳孔が虹彩の中央からはずれ,かつ形が円形でなく楕円形や不規則な変形を呈する状態は,日常診療においては白内障など眼科疾患の術後患者にしばしば見られる所見であるが,これらの手術的操作によることなくして同様の所見を呈するものを瞳孔偏位(corectopiaまたはectopia pupillae)と呼ぶ.
 瞳孔偏位は中脳背側障害において稀に認められる現象であり,このためmidbrain corectopiaと称される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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